長崎の秋の味覚、アゴ！
「アゴ」とは、長崎の方言で「トビウオ」の事を言います。
長崎県の五島列島では毎年季節風が吹き始める9月ごろになると、この一帯にトビウオの大群が押し寄せ、盛んにトビウオ漁が行われています。
そのトビウオをこんがり焼いた後、天日干しにすると旨味が増幅した「焼きアゴ」になります。
このアゴをふんだんに使ってダシをとり、旨さを引き出したスープを使うのが「あごだしラーメン」です。
スープの特徴としては、黄金色で透明度が高く香ばしい風味で、あっさりなのにコクがあります！

▼山形県「赤湯ラーメン」

山形県南陽市のご当地ラーメンで、山形では醤油ベースのスープを使ったラーメンが多いですが、赤湯ラーメンは味噌ラーメンに辛味噌がトッピングされています。
赤湯ラーメンは、昭和35年に山形県南陽市にある「龍上海」というお店で生まれました。
元々は醤油ラーメンを提供していたそうですが、売れ行きが悪く売れ残ったスープを自宅に持ち帰って、ご家族が味噌を入れて食べていたそうです。
そこから店主がヒントを得て、唐辛子・赤味噌などをブレンドした辛味噌をスープに混ぜずに、上にトッピングするスタイルが完成しました。
濃厚で深い旨味のあるスープに、上に乗せた辛味噌をお好みでスープにからめて食べることで、スープの旨味が倍増します！

▼富山「ブラックラーメン」

ブラックラーメンは、富山市中心部が発祥のご当地ラーメンです。
肉体労働や運動後の塩分補給、あるいはご飯を添えて食べることを意識した、塩辛めの醤油を濃くしたスープが特徴です。
この味付けは、お客さんがお店にご飯を持ち込んで、ラーメンをおかずとして食べるというスタイルの中で生まれたものだそうです。
昭和22年に誕生した屋台で提供していたラーメンが原型ですが、当時ブラックラーメンという呼び名はありませんでした。
その味を引き継いだお店のラーメンが、インターネットで「富山ブラック」と呼ばれるようになったことで、富山のご当地ラーメンとして定着しました。

▼福岡県「とんこつラーメン」

福岡県の有名なラーメンといえば、博多ラーメン・長浜ラーメン・久留米ラーメン「福岡3大とんこつラーメン」ですね。
それぞれ違いはあるようですが、最近ではハッキリとした区別がされていないようです。
※所説あり

・博多ラーメン
明治時代「博多水炊き」を食べた後のスープに中華麺を入れて食べていたことが始まりのようで、豚骨ではなく鶏がらのあっさりとした「しょう油ラーメン」が元祖だそうです。
その後とんこつもブレンドするようになり、博多ラーメンとして呼ばれるようになりました。

・長浜ラーメン
長浜ラーメンとはもともと、魚市場で働く人々に食されていたものでした。
長浜市場で、魚の競りの合間に素早く食べられることを目的として、とんこつたっぷりの茹で時間の短い細麺で、替え玉をするシステムが出来たそうです。

・久留米ラーメン
久留米が、とんこつラーメン発祥の地と呼ばれているそうです。
屋台「南京千両」というお店が発祥とされており、当初はグツグツ煮沸しないやり方で白濁していないラーメンを提供していたそうです。
昭和22年頃に、偶然煮込み過ぎた失敗作のラーメンが、現在の白濁系とんこつラーメンの元になったようです。
今では、毎日新しいスープを継ぎ足し継ぎ足しする「呼び戻し」と呼ばれるスープの採り方をしており、スープの煮込み時間は半世紀以上とも言われるお店もあるそうです。

では、今回のフェアメニューをご紹介します。
（写真はイメージです。）
（規模・環境により、事業所ごとで提供種類は異なります。）

◎魚介系ラーメン

長崎のご当地ラーメン「あごだしラーメン」をイメージしました♪
名物あご(トビウオ )だしと、しじみの旨味を合わせた特製の魚介スープ！！

◎辛味噌ラーメン

山形県のご当地ラーメン「赤湯ラーメン」をイメージしました♪
麺の上にトッピングした辛味噌をお好みで混ぜて、旨辛味噌スープ！！

◎ブラックラーメン

富山県のご当地ラーメン「富山ブラック」をイメージしました♪
見た目は真っ黒、味はあっさりで、それでいて深いコクがある！！

◎高菜豚骨ラーメン

福岡県のご当地ラーメン「とんこつラーメン」をイメージしました♪
濃厚な豚骨スープに、高菜と紅生姜がベストマッチ！！

◎豚骨味噌ラーメン

東京中野区で熱い！ ？「豚骨味噌ラーメン」をイメージしました♪
豚骨と味噌のWスープ、濃厚なスープが麺に絡みます！！